オカンねた！①

おかあちゃん

『はるひさー、起きや～、朝やで～、がっこやで～、遅れてまうで～』・・・・。
毎朝目覚まし時計のように聞こえてくるオカンの声・・・・。
けだるい体を起こして階段を下りていくと・・・。　『おはようさん！』って言いながら洗濯したり、オッパン（仏様に供えるご飯）を準備していた、オカン・・・。

これは、俺が学生のころの話・・・・。30年前以上・・・？

今は、うちの奥さんと娘が同じ様に・・・朝の会話がなされてる・・・。

あれから長い年月がたったな。。。いろいろあったけど・・・。アメリカに来て18年　一人息子の俺は本来なら親の面倒を見ないといけない立場・・・。二人の姉は近所（少し離れているけど・・・アメリカに比べたら近所）にお嫁に行って、最近は忙しくってあまり連絡がないそうだ・・・。　孫たちも大きくなっておじいちゃん、おばあちゃんの家に遊びに来ることはもうないって・・・さびしそうやった。

うちも子たちも近くにおあったら、いつも遊びに行かせるのに・・・。面倒みてもらったらどれだけ楽か・・・。　いや一緒に住んだらよかったのになぁ～。　ごめんな。。。。


『オカン』

『でも最近、どうや・・・元気か？』
（電話したら、いつも同じことばっかりゆうてるし、ちょっとボケてきたかなぁ～。）

『おとうちゃんと二人気楽にやってるがな』って強気なことをゆってるけど・・・。

『今度いつ帰ってくんねや？』　『またかえっとでや～』って言うオカン・・・・。


長生きしてや、なるべく帰るようにするから・・・・。また電話するわ・・・。


ほなな・・・・。でんわ切るで～。

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